2022.03.02

あっという間に2月も終わり今年も早いもので3月です。

厳しい寒さも和らぎ作業は過ごしやすい日々になりました。

2月中は繁忙期が重なり慌ただしい中でしたが、忙しいなかでも今年はブログを書こうと思いつつ・・・

気持ちを入れ直し、本日はオーダーの進捗状況です。

 

 

各パーツの木取を終えた後は、次の工程「仕口加工」(木組みの接合部)と「天板製作」へ。

墨付けし荒割した天板材は組み合わせをつくりながら、仕上がり寸法に寄せて表情を3パターンに絞りました。

カラーチョークで付けた印が組み合わせの目印ですが、仕上がりまでの過程にあらゆる想定しなければなりません。

 

 

仕上がり厚みへ加工し狙っていた一番良い表情で組み合わせで決定◎

接ぎ合わせ加工を終え、天板の段取りは一旦終了です。

天板の仕上げは一番最後にまわり、先行し椅子やテーブルのフレーム製作へと取り掛かります。

 

 

木と木を組み上げる「木組みの家具」、木組みに必要な「ホゾ加工」を行い接合部を作りあげます。

この時に出来るだけ共材(1枚の木から取り合わせする事)から組み合わせを作ったり、目の流れを揃えたりとフレームのパーツもセットをつくっていきます。

デザインに合わせ各接合箇所ごとに仕様は変わり、真っすぐな接合部や角度のついた接合部など様々あります。

ここからは地道にこつこつと仕込みを重ねる時間ですが、穴掘り、仮組、組む前に行う仕込みを終えればいよいよ形に。

 

 

ホゾ組でコンコンと木と木が組み合わさる感触はたまらなく心地良いものです。

組みながら塩梅を確認し、1台1台と大切に組み上げていきます。

こうして積み重ねた工程経てパーツが形となり、椅子のフレームになります。

 


ここから椅子は残すところ無垢、張りのシート加工。

現在はテーブルフレームの組み上げに入っています、またご紹介いたしますのでお楽しみに。